アブストラクト(18巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 走査型電子顕微鏡による歯牙咬耗面の立体的観察 第2報 種々な咬合様式における咬耗像について
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 吉岡政雄
Authors(kana) : よしおかまさお
Organization : 神奈川歯科大学口腔解剖学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 18
Number : 1
Page : 102-104
Year/Month : 1983 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 人の歯は日常生活において自然にその切縁・咬頭から僅かずつ咬耗し, 咬耗面(咬合小面, 咬合局面)が形成される. その咬耗面は, 上・下顎の歯の対向関係と密接な関係があるが, その他顎関節, 咀嚼筋群, および神経機構など口腔顎系を構成する各器官の総合的作用の結果として生ずるものである. 著者は, 第1報において咬耗を咀嚼運動の履歴現象としてとらえ, その結果咬耗面表層のエナメル質に, 歯の衝突や滑走により形成された線状の浅い溝(以下, 線状痕)とエナメル質の崩壊を思わせる点状痕(以下, 点状痕)を, 走査型電子顕微鏡(以下, SEM)により立体的に観察し, 正常咬合における咬耗像の基礎的なデーターとした. 本論文においては, 歯ぎしり, 不正咬合(上顎前突を伴う過蓋咬合, いわゆる2級1類)の症例, および総義歯患者など, 特殊な咬合様式をとると思われる症例の咬耗像を, SFMにより分析し, 正常咬合者群のそれと比較検討した.
Practice : 歯科学
Keywords :