アブストラクト(18巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 小児の歯科X線被曝線量の軽減に関する実験的研究 (特に口内法小児用開放端コーンの開発について)
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 楯野英實
Authors(kana) : たてのひでみ
Organization : 神奈川歯科大学小児歯科学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 18
Number : 1
Page : 113-114
Year/Month : 1983 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 現在, 的確な歯科診療をX線診断なしに遂行するのは困難であり, とりわけ小児の歯科診療にはX線検査は不可欠なものとなっている. しかし, 小児は放射線感受性が高く, 成人よりも被曝に対して危険性が高い. 従って, 小児に対する医療上の被曝については, 未成熟臓器である甲状腺, 眼球の水晶体, 性腺などを中心に, できる限りの防護を考慮しなければならない. 小児が成人と同一線量を被曝すれば, 放射線感受性が高いことから, 遺伝的障害および肉体上の晩発障害を惹起する可能性が成人より高いのである. 近年, 低線量レベルでの影響について関心が高まり, 低線量率の長期間被曝には回復がないと報告されている. 従って, 最近歯科X線医療被曝に対する調査が進められるようになってきた. しかし, 小児に関する被曝線量測定の報告は少ない. そこで, 小児の被曝線量をTLD(Thermo Luminescence Dosimeter)と小児用MiX-Dファントームにて測定した.
Practice : 歯科学
Keywords :