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アブストラクト（18巻1号：神奈川歯学）
Japanese
| Title ： | 歯周疾患患者の歯肉剥離掻爬術後における歯肉溝滲出液蛋白分画の変動に関する研究 |
|---|---|
| Subtitle ： | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨 |
| Authors ： | 早瀬一夫 |
| Authors（kana） ： | はやせかずお |
| Organization ： | 神奈川歯科大学保存学教室 |
| Journal ： | 神奈川歯学 |
| Volume ： | 18 |
| Number ： | 1 |
| Page ： | 114-116 |
| Year/Month ： | 1983 / 6 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 神奈川歯科大学学会 |
| Abstract ： | 「論文内容の要旨」 近年, 生化学的検索法の進歩により, 歯肉溝滲出液の量的ならびに質的な研究が可能となり, これらは歯周組織の代謝的変動を知る重要な手がかりとなりつつある. その一方法である歯肉溝滲出液中蛋白成分の変動に関する研究は, 歯周疾患の外科療法における予後判定の客観化に重要な情報を提供するものと思われる. そこで著者は歯肉剥離掻爬術後の治癒経過を客観的にとらえるため, 歯肉溝滲出液中の蛋白分画の経時的変動をディスク電気泳動法を改良した柳田の方法を用いて検索した. すなわち, 被検者として神奈川歯科大学付属病院保存科外来を訪れた歯周炎患者のうち, 歯肉剥離掻爬術を要すると診断した52名について, 術前, 術後1, 2, 3, 4および12週の各時期に歯肉溝滲出液を口紙にて採取し, 臨床所見と蛋白分画の変動との関連性について検討を行った. その結果, 1. 術前にくらべて術後は経時的にAlbuminの増加, およびGlobulinの減少が見られた. とくに, Albuminは術前にくらべて術後12週目には約60%の有意の増加を示していた. |
| Practice ： | 歯科学 |
| Keywords ： |
