アブストラクト(18巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 歯の移動に伴う歯槽骨組織の酵素活性の変化
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 亀井照明
Authors(kana) : かめいてるあき
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 18
Number : 3
Page : 359-360
Year/Month : 1983 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 歯槽骨組織の各種酵素活性が矯正力の賦与により示す経時的変化を検討した. 実験には雄性日本白色家兎70羽を7群に分けて使用した. 歯の移動を行わないものを対照群とし, 実験群の家兎には上顎切歯を離開させるhelical torsion springを装着し, それぞれ1,2,4,7,14あるいは21日間歯の移動を行った. 対照群および実験群の家兎を屠殺後, 歯槽骨を採取し, sucrose bufferを加えホモジナイズした. 各群のホモジネートについて各種加水分解酵素の活性を測定した. その結果以下の所見が得られた. 1. Helical torsion springの装着により上顎左右切歯の急速な離開が生じ, その後も徐々に歯の移動が進行し, 持続的に矯正力が賦与されていた. 2. 歯の移動過程を, 歯根膜の圧縮等による移動時期(第1期), 歯周組織の分解によると思われる移動時期(第2期), 非圧迫側を含む歯周組織改造に伴う移動時期(第3期)に区別することができた.
Practice : 歯科学
Keywords :