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アブストラクト(18巻3号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 歯胚の生化学的研究 特にGlycosaminoglycansの変動について |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨 |
Authors : | 中山芳夫 |
Authors(kana) : | なかやまよしお |
Organization : | |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 18 |
Number : | 3 |
Page : | 362-363 |
Year/Month : | 1983 / 12 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「論文内容の要旨」 歯胚期から萌出期までの一連の過程の究明は, 小児の歯の成長変化を理解する上できわめて重要な現象と考えられる. 特にその基質成分の変動は歯胚形成あるいは石灰化現象にも密接な関係があると思われる. そこで本研究は非コラーゲン性成分, 特にGlycosaminoglycans(GAGs)の機能をその化学構造面から解明するために, これら組織のウロン酸量を測定し, それぞれの主なる構成多糖の組成変動について検索した. 試料としてはウシ下顎第1~第3中切歯歯胚のうち, 歯冠部がほぼ完成したものをステージI, 歯根が1/2程度形成したものをステージII, 歯根がほぼ完成したものをステージIIIとし, さらに萌出期の下顎中切歯をステージIVと分類した. これら各ステージにおける歯乳頭, 歯小嚢および歯髄, 歯根膜に含有される塩可溶性GAGsについて検索した. その結果, まず総ウロン酸量に関しては, 0.16M-NaCl可溶性-25%硫安不溶性分画における歯小嚢, 歯根膜ではステージI~IVにかけて0.3±0.07~1.6±0.15μg/mg乾燥重量と明らかに増加し, 1.0M-NaCl可溶性-25%硫安不溶性分画では前分画と比較し, 各ステージにおいて歯乳頭, 歯髄で約1.5~2.5倍量, 歯小嚢, 歯根膜で約2~8倍量の存在を確認した. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |