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アブストラクト(19巻1号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 根管死腔内貯留液の生化学的研究 - 根管模型実験 - |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨 |
Authors : | 粕谷浩一 |
Authors(kana) : | かすやこういち |
Organization : | 神奈川歯科大学歯科保存学教室 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 19 |
Number : | 1 |
Page : | 63-64 |
Year/Month : | 1984 / 6 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「論文内容の要旨」本研究はin vitroの条件下で, 根管死腔内貯留液が根尖周囲組織へ為害性を及ぼすか否かを生化学的に究明したものである. すなわち, 規格化されたテフロン製根管模型を家兎背部皮下に埋没し, 1週, 2週, 3週および4週の各期間を通じ, 根管模型内貯留液の蛋白分屑をディスク電気泳動法により検討するとともに, その組成変化を検索するために, 遊離アミノ酸およびペプチド構成アミノ酸の分析を行った. さらに, 根管模型内貯留液による細胞走化性物質の産生に関する検索を試みた. まず, ポリアクリルアミドを支持体とするディスク電気泳動法による根管模型内貯留液の定性分析では経時的に蛋白分屑の出現率が変動する結果が得られた. また, 定量分析では4週後によるγグロブリン位分屑が組織液と比較して44%増加するのが大きな特徴であった. ついで, アミノ酸自動分析法により, 5%TCA不溶性成分の構成アミノ酸および5%TCA可溶性成分の構成アミノ酸について, そのアミノ酸組成の定量的変化を検討したところ, 5%不溶性構成アミノ酸については組織液, 根管模型内貯留液とも組成的には変化は認められなかった. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |