アブストラクト(19巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : Microtubules and actin filaments as cytoskeleton of the ameloblast in the rat incisor
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 西川純雄
Authors(kana) : にしかわすみお
Organization : 神奈川歯科大学口腔組織学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 19
Number : 1
Page : 65-66
Year/Month : 1984 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」成熟ラット切歯エナメル芽細胞内に見られる微小管とアクチンフィラメントにっいて, 量的解析, 連続切片法, 微小管を破壊することで知られるコルセミド処理, 及びアクチンフィラメントの同定のためのヘビーメロミオシン修飾法によって形態学的に調べた. エナメル芽細胞が分化する過程で微小管の総数は増加した. 分泌期エナメル芽細胞では, 微小管はトームス突起の遠位部以外の細胞の遠位部で多数認められ, 近位部では比較的少数であった. エナメル芽細胞内に2種類の様式の微小管が存在していた. 一方は単独で細胞質中に存在し, 他方は微小管が数本束を作り, その束の間には線維状或は線維の連なったシート状の構造が介在していた. 束型の微小管はゴルジ装置とトームス突起の間の粗面小胞体の多数存在する領域に多く見られた. 連続切片で観察すると, 一部の束型微小管は単独型微小管と部分的に連続していた. コルセミド処理した細胞からは, エナメル芽細胞の分泌顆粒の移動は微小管の存在に依存していることが示された.
Practice : 歯科学
Keywords :