アブストラクト(19巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 歯肉縁下修復物の歯周組織に及ぼす影響 - 特に歯肉溝滲出液量およびKallikrein-like Esterase活性の動態 -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 寺中敏夫
Authors(kana) : てらなかとしお
Organization : 神奈川歯科大学歯科保存学教室第一講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 19
Number : 1
Page : 66-68
Year/Month : 1984 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」歯肉縁下への予防拡大は二次う蝕発生の防止を目的としてG. V. Blackにより提唱され, 保存修復学の基本的原則とされてきた. しかしながら, これら歯肉縁下に設定された修復物辺縁が歯周組織の炎症を惹起する主要な因子となっている場合も多い. このような修復物辺縁に接する歯周組織においては, 催炎刺激に対応して種々のChemical mediatorsが遊離, 活性化され, 一連の炎症性反応が形成されると考えられる. 本研究では, 歯肉縁下に設定された修復物に起因する歯周炎における歯肉溝滲出液 (GCF) 量と, それに含有されるKallikrein活性値を経時的に測定し, かかる疾患にKallikrein-Kinin系が如何に関与しているかを検討するため以下の実験を行った. 実験にはスケーリングとブラッシングにより臨床的に健康歯肉状態としたオス成犬6頭の上下顎第一臼歯を用い, うち10歯に対し歯肉縁下に及ぶMMAレジン修復を施し, 他の10歯には金属結紮線を歯肉溝内に挿入, 結紮した.
Practice : 歯科学
Keywords :