アブストラクト(19巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 歯胚の生化学的研究 - 特にnon-collagenous proteinの変動について -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 櫻井隆夫
Authors(kana) : さくらいたかお
Organization : 神奈川歯科大学小児歯科学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 19
Number : 1
Page : 68-70
Year/Month : 1984 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」歯の形成およびその発育過程の研究は, 小児歯科領域ばかりでなく歯科全域にわたって重要な課題である. そこで歯胚形成から萌出までの一連の成長過程における歯小嚢および歯乳頭の基質成分が, いかなる物質構成変化を有するのか, またその生理的機能を化学構造の面から明らかにするための基本情報として, コラーゲンおよび非コラーゲン成分について検討した. すなわち, 本研究においてウシ永久歯歯胚を実験材料とし, 歯冠のみ形成された状態のものをstage I, 歯根がほぼ1/2形成された状態のものをstage II, さらに歯根がほとんど完成された状態のものをstage IIIに分類し, 歯小嚢および歯乳頭の各stageにおける組成変化の分析を行った. はじめに各採取した組織を0.16M NaClにて洗浄, 抽出を行い, その不溶性分画に対して, つぎに塩濃度を高めた1.0M NaCl (O.05M Tris-HCl) pH 7.5で抽出し, さらにこれらの中性塩不溶性分に対しては0.5M酢酸にて抽出を行った.
Practice : 歯科学
Keywords :