アブストラクト(19巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : LPS接種によるRat歯周組織の変化についての実験病理学的研究 -特に歯槽骨吸収に与えるHeparinの影響について -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 清水洋子
Authors(kana) : しみずようこ
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 19
Number : 3
Page : 290-291
Year/Month : 1984 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 ラット上顎歯肉粘膜下へのLPS (E. Coli, Difco社) およびHeparinの接種による歯周組織の継時的変化を歯槽骨を中心に病理組織学的に検索した. 特に, 接種部位における破骨細胞性骨吸収像を検索し, あわせてこれと組織肥満細胞の動態について考察を加えた. LPS単独1回接種およびLPS単独2回接種では接種後2日で歯根膜側から根間中隔にかけての骨梁辺縁に破骨細胞をわずかに認めたが, 接種部位に相当する歯槽骨外側における破骨細胞性骨吸収像は1日後から7日後を通して全く認められなかった. LPS単独4回接種では1日後から3日後にかけて接種部位に相当する歯槽骨外側から歯根膜側, 根間中隔に著しい破骨細胞の増加と波状吸収像を認めた. その後, 5日から7日にかけて減少した. LPS-Heparin混合接種ではLPS単独接種の場合と明らかに異なり, 1回接種の1日後にすでに辺縁部から歯根膜側, 根間中隔にかけ著しい破骨細胞の出現と波状性骨吸収像を認めた.
Practice : 歯科学
Keywords :