アブストラクト(19巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : Metabolic alteration in bovine periodontal ligament and dental pulp mitochondria induced by bacterial endotoxin
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 横溝眞一
Authors(kana) : よこみぞしんいち
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 19
Number : 3
Page : 293-294
Year/Month : 1984 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 歯周疾患の発症において, 宿主細胞と細菌細胞壁成分である内毒素 (リボ多糖 : LPS) との直接作用および免疫機構を介する間接作用関与とが示唆されている. しかし, LPSによる宿主細胞並びにそのオルガネラレベルでの物質代謝変動に関する情報は極めて少ない. そこで本研究においては, 歯周疾患の病因論の解明のために, E. coli LPSを用い, オルガネラレベルでの作用部位と考えられるミトコンドリアに注目し, その基礎的代謝であるトリカルボン酸 (TCA) サイクルを中心とする代謝系, 特にアミノ酸生合成への影響についてin vitroのshort term incubation系を用いて検討を行なった. 歯根膜および歯髄は屠殺直後の2~3歳ウシ下顎前歯より採取し, 氷冷下でホモジナイズした後, 遠心法によりミトコンドリア画分を分離した. LPS添加群に対しては, E. coli 0127 : B8 LPSを最終濃度50, 100, 200 μg/mlとなるよう調整し添加して, 以後5分間プレインキュベーションした.
Practice : 歯科学
Keywords :