アブストラクト(19巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 歯髄コラーゲンの構造特性 - Type Iα1鎖プロムシアン分解ペプチドのHA吸着性について -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 鳥居肇
Authors(kana) : とりいはじめ
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 19
Number : 3
Page : 295-296
Year/Month : 1984 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 歯内治療領域において, 修復象牙質の形成, 生活歯髄切断後のdentin bridge形成など歯髄の石灰化現象が問題となっている. しかし, その石灰化のメカニズムについては不明な点が多く, 未だ完全に解明されていない. そこで本研究は, 歯髄の石灰化過程において重要な役割を果たすと考えられる, 歯髄組織中に存在するコラーゲンに着目し, そのハイドロキシアパタイト (以下HAと略す) に対する吸着構造を明らかにすることにより, コラーゲン分子上のnucleation siteを究明することを目的としている. 実験材料として牛下顎前歯より採取した歯髄を用い, 0.9%NaCl溶液, 0.1M NaClを含むO.05M Tris緩衝液およびO.5M酢酸溶液により, 可溶性コラーゲンを順次除去し, 不溶性分画を集めた. この不溶性分画に対し, 48時間4℃でペプシン消化を行った後, 0.02M Na HPO, さらに0.85M NaClを含む0.5M酢酸にて透析し, 生じた沈殿を歯髄の不溶性コラーゲンとした.
Practice : 歯科学
Keywords :