アブストラクト(19巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : A study of growth inhibitory factor in rabbit mandibular condylar cartilage
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 長谷川信
Authors(kana) : はせがわしん
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 19
Number : 3
Page : 296-297
Year/Month : 1984 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 下顎骨成長の発育の様相は, 早くからその特殊性が強調され, 多くの報告がなされている, , 本研究はその特殊性を, 生化学的手法を用い物質レベルで解明する端緒となるものである. 日本白色家兎75羽より下顎頭軟骨を単離しO.1M酢酸でhomogenize後, 抽出物を質に対してSephadex G200によるGel chromatographyを行ったt, 得られた4つのピーク物質を, 通法に従い初代培養した家兎肋軟骨培養系に添加し, 3H-thymidineの取り込み能に与える影響を検討したrその結果, 分子量約10000の低分子分画に細胞のDNA合成を著しく抑制する効果が認められた. この効果には濃度依存性があるが培養系のsubcultureが重なる事によって, その効果が低減する傾向が認められた. 一方, 組織特異性を検討するために, 大腿骨関節頭軟骨, 鼻中隔軟骨および肋軟骨から同様の方法で抽出した低分子分画について検討した結果, 鼻中隔軟骨由来の物質に若干の抑制効果が認められたが, 他の軟骨由来の物質には, 有意な効果は認められなかった.
Practice : 歯科学
Keywords :