アブストラクト(19巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : イヌにおける断髄後の創傷治癒機転に関する生化学的研究 - 細管式等速電気泳動法による検討 -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 斎藤正人
Authors(kana) : さいとうまさと
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 19
Number : 3
Page : 298-299
Year/Month : 1984 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 従来から, 水酸化カルシウムを用いた生活断髄に関する研究は数多く発表されているが, その生化学的研究に関してはやや立ち遅れているのが現状である. これは, 歯髄組織の置かれている特殊な環境とその試料とする歯髄組織が極めて微少であることに由来すると考えられる. 一方, 細管式等速電気泳動法 (CITP) は, 荷電物質の微量分解能, 再現性にすぐれていることから, 現在その応用が広く行われている. しかし, 高分子, とくに生体成分に関する分析の報告は少なく, その方法も確立されていない. 加えて, 歯髄組織を本法の分析対象にした報告はいまだ皆無である. 本実験の目的は, 水酸化カルシウムを応用した生活断髄後の歯髄の創傷治癒過程を, より詳細に知るため, CITPを用いて歯髄可溶性タンパク質の分析を行い, 方法論と併せて検討を加えたものである. 被験歯として生後約1年の成犬7頭の上下顎犬歯を用い, 歯髄摘出時に血液成分の混入を可及的に除去するため頭頸部局所灌流を施した.
Practice : 歯科学
Keywords :