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アブストラクト(19巻3号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 有機系フッ化物の歯質への反応性について |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨 |
Authors : | 奥寺充 |
Authors(kana) : | おくでらみつる |
Organization : | |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 19 |
Number : | 3 |
Page : | 299-301 |
Year/Month : | 1984 / 12 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「論文内容の要旨」 補綴物は, 衛生的な面から考えると, 残存歯に対し新たな不潔域を提供し, う蝕感受性を高めうるものと考えられる. この対策のひとつとして, あらかじめ残存歯を化学的に保護・強化しておこうという, フッ化物応用法が考えられている‘, しかし, 象牙質面に対するフッ素の効果に関する報告は非常に少ない. しかも, エナメル質にくらべ有機質を多量に含む象牙質に対しては, フッ化物の作用機序にも特異的なものが存在しうることも考えられるため, その可能性を検討する意味で, 特に, 有機系フッ化物を用いて実験を行った. 実験材料は, ヒト抜去歯牙の粉末試料と健全歯面試料であり, それぞれのエナメル質と象牙質別に, フッ素の取り込み量や結晶性の変化, さらに歯面試料については, フッ素の深部浸透性についても調べ, 歯質の保護・強化作用をどの程度期待しうるかを検討してみた. 用いた試験薬物は, 有機系フッ化物として, Ph2SiF2 (diphenyldifluorosilane) , Bu4NF (tetra-n-butylammonium fluoride), Et4NF (tetraethylammonium fiuoride) の3種類であるが, さらに比較の意味で無機系フッ化物のNaF (フッ化ナトリウム溶液) ならびにAPF (リン酸酸性・NaF溶液) の2種類についても実験に供してみた. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |