アブストラクト（19巻3号：神奈川歯学）

神奈川歯学

Japanese

Title　： 口腔扁平上皮癌の治療過程における核DNA量, 核面積の解析と臨床的意義に関する研究
Subtitle　： 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors　： 藤原由直
Authors（kana）　： ふじわらよしなお
Organization　：
Journal　： 神奈川歯学
Volume　： 19
Number　： 3
Page　： 302-304
Year/Month　： 1984 / 12
Article　： 報告
Publisher　： 神奈川歯科大学学会
Abstract　： 「論文内容の要旨」 口腔癌の治療では, 近年放射線と化学療法の併用療法の占める役割が益々大きくなっているが, これらの副作用を最小限にとどめ, 十分な効果を発揮させるためには, 治療の感受性を的確に把握した上で, 症例に応じた治療法の選択が不可欠である. 一方, 放射線や制癌剤の多くはcell cycleに依存した殺細胞効果を示すと考えられている. 今回, 著者は口腔癌, 特に扁平上皮癌に対して適用される放射線とPepleomycin (PEP) との感受性を迅速, 的確に把握し, 細胞化学的根拠に基づいた治療効果の判定を可能にするため, これら治療過程における核DNA量と核面積の経時的検索を行い, 初診時の臨床, 病理組織像との関連性や, 臨床効果 (腫瘍縮小率), 組織学的効果との関連性について検討した. 対象は口腔扁平上皮癌未治療例26例で, Feulgen染色を行った癌細胞を, 顕微濃度干渉計を用いて核DNA量と核面積を同時に測定した.
Practice　： 歯科学
Keywords　：