アブストラクト(19巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 乳歯の微量金属に関する研究 - 歯質および歯種別の比較 -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 永島康弘
Authors(kana) : ながしまやすひろ
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 19
Number : 3
Page : 308-310
Year/Month : 1984 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 近年, 予防歯科学分野における発展は目覚ましいものがあるが, 乳歯歯質の無機成分, 特にtrace elementに関する微量測定の報告は一致した見解が得られていない. また, 歯の形成は胎生期から小児期という長期間にわたって行おれることから, 小児歯科領域では, その発育環境も含めて歯の形成を把握することが極めて重要となる. そこで, 本研究は小児の発育に関与し, 歯質中に存在して発育環境を的確に判定することができる微量金属Cd, Zn, PbおよびCuを歯の組織構造と対応させて分析を行うことにより, 乳歯歯質を解明しようとするものである. このような観点から, 当教室では従来より, 歯質中の微量金属の分析法について検討を続けてきた. すなわち, フレームレス原子吸光法で定量する場合, 共存する酸および他金属元素の干渉が大きいので, 正確な分析をするためにはCa, Pおよび各微量金属の分離が必須条件であることを明らかにした.
Practice : 歯科学
Keywords :