アブストラクト(19巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 超音波応用による根管拡大装置に関する研究
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 森谷浩司
Authors(kana) : もりやこうじ
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 19
Number : 3
Page : 313-314
Year/Month : 1984 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 根管の拡大清掃は, 繁雑な操作と少なからぬ時間を必要とすることが多く, 根管処置の効率化は歯内治療において極めて有意義なことである, 本研究では, この目的達成のため超音波を応用した根管拡大装置の開発を行うとともに, 本装置の能力を評価するため下記の実験を行った. 1. 独自の機構を組込んだ新たな切削試験機を試作し, Giromatic応用の切削法を対照として, 切削効率の検討を行った. 2. ヒト抜去歯を用いた規格化根管模型を使用し, 根管拡大による形態学的変化, 並びに拡大に要する作業時間について, 従来の手用拡大法と比較した. 3. ヒト抜去歯を用いて, 従来の手用による拡大法, 超音波応用の拡大法, および5%次亜塩素酸溶液を併用した超音波応用法の3者について, 根管の清掃効果を走査型電子顕微鏡を用いて検討した. 以上の実験から, 次の結論を得た. (1) 本研究に用いられた切削試験機は, 各種根管拡大用器具の切削能力を評価するために十分な能力を有するものと考えられた.
Practice : 歯科学
Keywords :