アブストラクト（19巻3号：神奈川歯学）

神奈川歯学

Japanese

Title　： Metabolic study of L-929 fibroblast with succinate-1, 4-14C
Subtitle　： 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors　： 田中伸顕
Authors（kana）　： たなかのぶあき
Organization　：
Journal　： 神奈川歯学
Volume　： 19
Number　： 3
Page　： 316-318
Year/Month　： 1984 / 12
Article　： 報告
Publisher　： 神奈川歯科大学学会
Abstract　： 「論文内容の要旨」 歯周疾患の病因を解明する糸口として, 結合組織細胞の代謝変動 (metabolic alteration) を経時的に, 理解することは, 歯科領域における, 主要課題の1つと考えられる. そして, これは, 結組織細胞の主要細砲外基質成分である, collagen, non-collagenous protein, proteoglycan glycoproteinなどの合成と崩壊の, 生理的平衡の変化の把握手段を開発することにより, 一歩前進するものと考えられる. 著者らの教室では, 歯根膜, 歯肉, 歯槽骨および, 歯髄等のshort term incubationによるコハク酸代謝を行い, これら組織細胞のもつ代謝特異性を, 細胞の基本代謝系であるTCA cycle系有機酸, アミノ酸及び, 高分子合成のレベルで検索して来た. しかし, それらの報告は, 実験技術上1～2時間以内の変化であり, 経日的変化を追求することは, 出来なかった. そこで, 著者は, C3Hマウス皮下脂肪組織由来の, L-929線維芽細胞を用い, succinate-1, 4-14Cが, 経日的 (1～8日間) に如何なる有機酸に変遷され, 高分子合成に利用されるかを, 組胞培養法を行った.
Practice　： 歯科学
Keywords　：