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アブストラクト(20巻1号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 実験的顎下腺腫瘍の病理発生とその増殖能に関する蛍光組織化学的研究 |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨 |
Authors : | 片瀬秀士 |
Authors(kana) : | かたせひでし |
Organization : | 神奈川歯科大学病理学教室 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 20 |
Number : | 1 |
Page : | 144-146 |
Year/Month : | 1985 / 6 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「論文内容の要旨」実験的ラット顎下腺腫瘍を, 癌原性炭化水素9, 10-dimethyl-1, 2-benzanthracene(DMBA)により誘発せしめ, その腫瘍発生過程を病理組織学的並びに蛍光測光法による検索を行ない, 癌化に至る組織学的変化と核DNA量との相関を検討した. さらに誘発した腫瘍の人工的転移巣モデルを作製し, 原発巣と転移巣での増殖能の相関についての検索を行った. 腫瘍発生過程の病理組織学的検索では, 発癌剤処理(DMBA)後2週で導管上皮の扁平上皮化生が観察された. 5週以後にはDMBA pelletを中心にし角化嚢胞の形成がみられ, 一部異型上皮の出現を認めた. 9週以後には, 嚢胞壁化生上皮の増殖が顕著となり, その後週令の経過により異角化症や基底膜の不明瞭化を示す浸潤増殖像が観察された. 24週を経過した群では, 20例中11例(55%)に顎下腺腫瘍の発生を認めた. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |