アブストラクト(20巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : ラット顎下腺肥満細胞の形態学的研究 - 特にestrogenとandrogenの影響について
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 田上英明
Authors(kana) : たがみひであき
Organization : 神奈川歯科大学病理学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 20
Number : 1
Page : 146-147
Year/Month : 1985 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」Wistar系雌雄ラットを用い, 卵巣および睾丸摘出を施行したのちestrogenあるいはandrogen投与を行い, その際の顎下腺内肥満細胞の組織化学的変化並びに分布密度の変動を検索し, 次の結果を得た. 1. 睾丸摘出ラット顎下腺は顆粒管の形成が極めて悪く, 卵巣摘出ラットとほぼ同様の所見で, 顎下腺に対する性ホルモンの影響の減弱が認められた. また実験群においても, 今回の性ホルモン処置が短期間であったことから, 顎下腺組織の形態的差異は認められなかった. 2. 雌雄の性ホルモン投与によって, いずれも顎下腺内肥満細胞に脱顆粒現象を示す細胞が観察された. 電顕的にも一致した所見が得られた. 3. AB-S染色で, 雌雄の対照群顎下腺内肥満細胞は, safranin陽性細胞により占められてたが, estrogen投与群あるいはandrogen投与群では, alcian blue陽性細胞の増加を認めた.
Practice : 歯科学
Keywords :