アブストラクト(20巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 内縁上皮直下の血管構築に関する実験的研究
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 清水忠
Authors(kana) : しみずただし
Organization : 神奈川歯科大学補綴学教室第2講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 20
Number : 1
Page : 150-151
Year/Month : 1985 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」歯肉内縁上皮は, 歯牙の支持組織としての機能だけではなく, 内縁上皮下の血管網を介して, 滲出液の滲出などにも関連して特異な作用を営むとともに複雑な形状を有する補綴物においても, その前処置及び装着に深い関係を持っている. この内縁上皮は, 非角化性の上皮で, 歯面と接着する上皮付着と遊離した歯肉溝に区分され, 特に歯肉溝には滲出液の滲出がみられ, 滲出液の性状が歯肉の炎症状態を客観的に評価する有効な方法とされている. この滲出液に関係しているのが内縁上皮下の血管で, なかでも亀甲型の血管網には, 有窓性血管が多く存在し, 滲出液の代謝に影響を与えている. そこで, 本論文は, (1)未萌出歯のM1縮合エナメル上皮を切除し, 萌出させた歯の内縁上皮直下の血管網の構築を観察した. また, (2)正常な咬合をいとなみ, 健康な歯肉を有する成犬に歯肉切除を施し, 再生した内縁上皮直下の血管網につき観察した.
Practice : 歯科学
Keywords :