アブストラクト(20巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 乳歯の微量金属に関する研究 - 歯質の分割層別含有量について -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 金井利員
Authors(kana) : かないとしかず
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 20
Number : 3
Page : 410-411
Year/Month : 1985 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」小児は, 生活環境の影響を強く受けながら形態的にも変化し, 成長発育し続けている. そこで, 小児に対する医療は, 正常な発育を総合的に管理するために, 精神的, 肉体的な発育過程を動的に把握し, 将来の発育状況を予測するとともに, 健全なる小児の育成のために良好な生活環境を提供することが必須となる. 歯の形成は, この成長変化の著しい胎生期から小児期全般を通じて行われる. その間, 各個体の素因のほか, 胎生期中, 出生後および萌出後の環境諸因子が歯の形成, 成熟に大きく影響すると考えられる. したがって, 小児の口腔を管理するためには, その発育過程の諸因子を包含して考慮しなければならない. 当教室では, 小児の発育に関係し, かつ歯質中に存在して発育, 環境汚染を的確に判定することのできる微量金属に注目し, 歯の組織構造に対応させて分析を行い, 歯の形成過程との関連性を明らかにすることによって, 乳歯歯質解明の手がかりを得るべく一連の研究を進めてきた.
Practice : 歯科学
Keywords :