アブストラクト(20巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : Proteoglycans in different mineralization stages of bovine alveolar bone
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 久保田隆朗
Authors(kana) : くぼたたかお
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 20
Number : 3
Page : 411-413
Year/Month : 1985 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」骨有機質は, コラーゲングループ, 非コラーゲン蛋白グループの2つに大別され, この非コラーゲン蛋白質の中には, 石灰化の調節因子として重要な働きをもつものが最近多く報告されている. その中でも, 特にプロテオグリカン(PGs)はCaと結合する能力を持ち硬組織の形成過程に関与する物質として興味がもたれている. 現在, このPGsと石灰化の関係について1つの仮説がある. すなわちPGsはCaを保持することにより石灰化を抑制し, 石灰化の開始にはPGsが変性あるいは分解を受けCaを遊離することが必要であるという説である. 軟骨のPGsに関する研究においては, この説を支持する多くの報告がなされているが, 骨のPGsについては今だに明確な答を与える報告はない. そこで今回, 骨を石灰化の進行状態に応じて分離し, 石灰化の進行に伴うPGsの量的および, 質的違いを検討した.
Practice : 歯科学
Keywords :