アブストラクト(20巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 電鋳加工に関する研究 - 合金電着について -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 林昌二
Authors(kana) : はやししょうじ
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 20
Number : 3
Page : 416-417
Year/Month : 1985 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」補綴臨床に金属床(鋳造床, 圧印床)が頻繁に利用される理由には, 精密鋳造法の理論的, 技術的発達と金属とも接着するといわれる接着性床用レジンが開発されたことにある. しかし, 金属床の製作には複雑な過程を有するために, 適合性に影響する因子を多く含んでいる. よって, これらの問題を改善するために多くの研究が行われ, 精密性の優れた電鋳法による金属床作製もその1つである. 現在, 電鋳加工では単体金属, すなわちニッケルの電着が主体であり, 合金電着に関する詳しい報告は認められず, 工業界においても合金の開発は困難とされ実用化には多くの問題が残されている. そこで, 電鋳加工を補綴臨床に応用するにあたり, より優れた電着合金の開発が要求される. 本研究は, 床用材料としての機械的性質や耐蝕性など, 諸性質の向上を目的として合金電着を試みた. 電着方法は, 従来の電鋳方法に改良を加え電鋳浴には合金成分を一切添加せず, スルファミン酸ニッケル液を用い浴管理を容易にした.
Practice : 歯科学
Keywords :