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アブストラクト(20巻3号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 歯科領域におけるReilly現象の研究 - 三叉神経侵襲時の延髄直流電位の変動 - |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨 |
Authors : | 松尾敏正 |
Authors(kana) : | まつおとしまさ |
Organization : | |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 20 |
Number : | 3 |
Page : | 425-426 |
Year/Month : | 1985 / 12 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「論文内容の要旨」歯科領域での手術, 抜歯等の口腔内への侵襲時には三叉神経に多大の刺激が加わる. この時に三叉神経-自律神経反射が異常に亢進して全身の諸臓器に微小循環系の擾乱を主とした諸病変が可逆的又は不可逆的に出現し, 最も重篤な場合には突然の死に至ることが判明している. これらの病変は三叉神経を求心路とするReilly現象(自律神経過剰刺激症候群)と理解されている. そして今までの研究により三叉神経への入力は直接迷走神経核の細胞に各種の影響を与えているらしい事が推定されている. しかし口腔内への侵襲によるReilly現象発現はこの三叉神経-自律神経反射のみでは説明できない部分もある. すなわち同時に広範な臓器にほぼ同じ程度の病変がおこるとすればこの反射亢進以外にもこの現象を説明し得るメカニズムが存在する可能性がある. 著者はこのような状況をかんがみ, 三叉神経を刺激した時に脳幹の迷走神経核全体に何か他の原因による多数の神経細胞の同時的な興奮性の異常亢進をおこすメカニズムが存在するのではないかと考えこの研究を行った. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |