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アブストラクト(20巻3号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 血管鋳型法を用いた走査型電顕によるイヌ口蓋粘膜の血管構築 |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨 |
Authors : | 佐用安祥 |
Authors(kana) : | さようやすよし |
Organization : | |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 20 |
Number : | 3 |
Page : | 430-431 |
Year/Month : | 1985 / 12 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「論文内容の要旨」イヌの口蓋粘膜に分布する血管網の血管構築を明らかにするため, 合成樹脂血管鋳型法を用い, 走査型電顕にて検索を行った. また一部の試料は墨汁注入標本とし周囲組織との関連を調べ, 血管の超微構造は超薄切片を作製し透過型電顕にて観察した. 粘膜固有層の血管網は非常に密に分布し, 横口蓋ヒダ部では, 特にそのヒダの稜線に沿って背の高いヘヤーピン型の毛細管ループを形成していた. 粘膜下組織では, 骨に接して従来の報告とは異なって非常に発達した静脈叢(内径100~800μm)がみられ, それらは前後方向に平行して走向し, 相互に吻合していた. 硬口蓋部, 特に前方部で静脈叢は横口蓋ヒダに一致して数層の立体的な血管構築がみられた. これは, ここに粘膜固有層からの静脈が集中的に流入するためにおこるもので, したがってヒダのない硬口蓋部後方や軟口蓋部には立体的構造はみられない. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |