アブストラクト(20巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 甲状腺の部分的除去によるCL/Fr系マウスの唇口蓋裂の発現 - 組織学的観察 -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 澤田克也
Authors(kana) : さわだかつや
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 20
Number : 3
Page : 431-432
Year/Month : 1985 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」68匹のCL/Fr系メスマウスの甲状腺を部分的に切除した後, 妊娠した30匹の母獣から得られた191匹の胎仔のうち131匹には披裂が無かったが, 残りの58匹に唇口蓋裂が認められた. また48匹の同系マウスを用い, 妊娠前にMMI(0.3mg/10g)を4日間投与し, 妊娠後13日目(A群)あるいは, 12日目(B群)にMMIの再投与を行った. A群では57匹の胎仔が得られ, その中で唇口蓋裂を伴うものが11匹あった(発現率19.3%)これに対しB群の80匹の胎仔のうち22匹の胎仔に唇口蓋裂が認められた(発現率27.5%). 対照として無処理のCL/Fr系マウスの母獣を用いたが, そのうち184匹は胎仔に披裂がなかったが, 47匹の胎仔には披裂が認められた. 本研究に於いて胎仔の中に唇裂のみの胎仔は認められなかった. 単独口蓋裂の胎仔は, 甲状腺部分的切除群では3例, MMI投与群では1例見られた.
Practice : 歯科学
Keywords :