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アブストラクト(21巻1号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | アミノ酸のラセミ化反応を利用する象牙質からの年齢推定 |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨 |
Authors : | 日隈栄二 |
Authors(kana) : | ひぐまえいじ |
Organization : | 神奈川歯科大学法医学教室 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 21 |
Number : | 1 |
Page : | 124-125 |
Year/Month : | 1986 / 6 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「論文内容の要旨」歯は, 硬組織に属し, 物理的, 化学的影響に対し安定で, 死後, 最も永く原型をとどめ, 白骨死体ならびに腐乱死体などの検査, 鑑定の上での個人識別, とりわけ, 歯から正確に年齢推定することは, 歯科法医学上, 重要な研究課題の1つであり, 従来から多くの報告例がみられる. 一般に, 生体組織中のアミノ酸はL型からなるが, 歯などではその形成後代謝がおそいためにラセミ化反応により変換されたD型アミノ酸がそのまま硬組織中に蓄積され, 加齢にしたがいD型アミノ酸を増加させ, ラセミ体へ変化してゆくものと考えられている. 1976年, Helfmanらは最も速いラセミ化反応速度をもつアスパラギン酸に着目し, そのD/L比を歯の年齢推定に応用し, きわめて相関の高い結果 (0.979) を報告している. しかし, 従来この種の報告は例数も少なく, 象牙質の一定の部位からの検査ではなく, 象牙質の適当な断片 (一部分) を試料として年齢推定をおこなっている. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |