アブストラクト(21巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : モーダル解析からみた接触点の歯列におよぼす影響
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 金子恵孝
Authors(kana) : かねこよしゆき
Organization : 神奈川歯科大学歯科補綴学第一講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 21
Number : 1
Page : 135-136
Year/Month : 1986 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」歯科臨床において, 修復物の接触点のあり方について種々の検討がなされているが, 模型実験や, 静的荷重などの制約があり, 現在に至っても, 動的状態での歯の変位方向, 上下顎間の差などは, 未だ明らかでない. 特に隣接接触関係は, 歯列をふくむ顎を構成する最も基本であり, これらの問題の解明が急がれている. この様な状況下において, 1965年に, ミニコンピューターの発達により高速フーリエ変換が発表されて以来, 物体の動特性の解析にモーダル解析が応用され始め, 歯科界においても歯の共振点, 測定系の条件等の基礎的研究が報告されてきている. 今回, 著者はモーダル解析を応用し, 隣接接触関係の有無が, 早期接触を与えた場合の歯, 歯列, 骨の動態に, どの様な影響をおよぼすか, 上下顎間にどの様な動態差があるか等を, 健全歯列を有し咬合状態良好と思われるヒト成人乾燥頭蓋を使用し, 早期接触が臼歯部の一歯に存在し, この部に異常な咬合力が加わり, その他の歯が接触しない状態での接触点の意義を求めた.
Practice : 歯科学
Keywords :