アブストラクト（21巻3号：神奈川歯学）

神奈川歯学

Japanese

Title　： 離乳期におけるrat顎下腺terminal tubule cellの形態学的変化
Subtitle　： 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors　： 井口雅夫
Authors（kana）　： いぐちまさお
Organization　：
Journal　： 神奈川歯学
Volume　： 21
Number　： 3
Page　： 422-424
Year/Month　： 1986 / 12
Article　： 報告
Publisher　： 神奈川歯科大学学会
Abstract　： 「論文内容の要旨」出生後12日から35日にいたるWistar系雄ラットを用い, 離乳期におけるterminal tubule cell (TT cell) の形態学的変化について検索を行った. さらにTT cellの形態学的変化と離乳時期, 離乳後の食餌の成分, 性状との関連ならびに各種薬剤投与によるTT cellへの影響について検索を行った. I. 哺乳期のTT cellは粗面小胞体, ゴルジ装置が良く発達しており, 分泌顆粒の合成, 放出像が認められ, 分泌細胞として機能していた. 離乳後, TT cellは著名な形態学的変化を示した. 即ち, 離乳後1日でゴルジ装置の扁平縮小化が認められ, 離乳後2日にいたり, ゴルジ装置成熟面に空胞の形成が認められた. 空胞内には, 細線維状構造物やvesicleが観察された. 離乳後3日を経過すると, 空胞は互いに融合し, 大型空胞を形成するとともに, 分泌顆粒との融合像も観察された.
Practice　： 歯科学
Keywords　：