アブストラクト(21巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 迷走神経孤束核ニューロンに対する三叉神経刺激の影響
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 高木玉喜
Authors(kana) : たかぎたまき
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 21
Number : 3
Page : 424-425
Year/Month : 1986 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」歯科領域におけるReilly現象発現には三叉神経に与えられた侵襲が迷走神経あるいは内臓神経を介しての三叉神経-自律神経反射の重要な役割を担っていることが判明している. しかし, 三叉神経に与えられた刺激によりひきおこされた興奮が迷走神経あるいは内臓神経に伝えられ全身諸臓器の微小循環系擾乱を主とした病変をひきおこすに至る中枢での干渉様式は全く判っていない. 著者はこのような状況にかんがみ, 三叉神経に与えられた刺激が迷走神経の知覚核である孤束核のレベルで孤束核中の神経細胞の発火様式にどのような影響を与えるかを検討することを目的として本研究に着手した. 実験動物として成猫を用いクロラロース麻酔下で孤束核の単一神経細胞の自発放電をファストグリーンFCFをつめたガラス微小電極により誘導し, その発火様式に三叉神経刺激がどのように修飾するのかを指標として実験を行った. そして電極先端の位置は実験終了後全ての細胞について微小染色を行い孤束核内での位置を確認した.
Practice : 歯科学
Keywords :