アブストラクト(21巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : Proteoglycan Isolated from Rabbit Alveolar Bone
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 大沢智子
Authors(kana) : おおさわともこ
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 21
Number : 3
Page : 426-427
Year/Month : 1986 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」歯を支えている歯槽骨は, 矯正力の賦与による歯の移動のみならず, 生理的にも常に外部からの刺激を受けて, 活発な骨改造を続け, 機能的な要求に対応している組織である. ところで, 骨改造現象に, 骨有機質中の非コラーゲン成分が関与していることが示唆されており, そのなかでも特に, プロテオグリカンの骨形成における役割に興味がもたれているが, いまだにその構造および機能は明確にされていない. 本研究では, 歯槽骨の骨改造過程を究明する手はじめとして, 正常な家兎歯槽骨よりプロテオグリカンを抽出, 分離精製し, その生化学的性質を検討した. 家兎上下顎歯槽骨を実験材料として用い, これを蛋白分解酵素阻害剤を含む0.5M FDTAにより脱灰抽出し, さらに0.1Mギ酸に対して透析をおこない, 沈殿物として酸性蛋白を分離した. 酸性蛋白からのプロテオグリカンの分離精製は, Sepharose CL-6Bによるゲル濾過およびDEAE-Sephacelを用いたイオン交換クロマトグラフィーを組み合わせることによっておこなった.
Practice : 歯科学
Keywords :