アブストラクト(21巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 電鋳加工の高速度化に関する研究
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 須藤隆正
Authors(kana) : すどうたかまさ
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 21
Number : 3
Page : 429-430
Year/Month : 1986 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」補綴領域に電鋳加工法を導入する目的で, これまで数々の研究が進められてきた. しかし, これら従来の電鋳加工法は, 低電流に依存して電着を行うため, 電着完了までに多くの時間を要し, 加工速度が小さいのが実状であり, これが電鋳加工の問題点の1つであった. そこで, 加工性を高める方法について考えてみると, 電極間距離の短縮, 或は高電流密度の使用などがあげられるが, 従来の方式では, 電着金属の特性や, 電気化学的な限界電流密度を考慮すれば, 必ずしも加工速度を大きくする方法として効果的ではない. そこで, 総義歯金属床用として, 電解液を高速で, なおかつ強制的に電極間に送り込み, 金属イオンの補給を高めることで高電流密度の使用が可能な, 歯科用高速電鋳装置を考案・開発した. 本研究では, 開発した装置の概要と, 金属床電着の加工性を高める方法, すなわち電鋳加工の高速度化について検討すべく, 開発した装置により電着実験を行った.
Practice : 歯科学
Keywords :