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アブストラクト(21巻4号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 過剰根管充填の特異な一症例 |
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Subtitle : | 症例 |
Authors : | 駒橋一永, 畑宏幸, 冨永尚宏, 堀口敦子, 平林正道, 長田保 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 神奈川歯科大学歯科保存学教室第三講座 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 21 |
Number : | 4 |
Page : | 623-630 |
Year/Month : | 1987 / 3 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「緒言」根管充填は, 根管の清掃, 拡大, 消毒を行った後に行う, いわば根管処置の終末操作である. その目的は, 根管壁象牙細管の開口部および根尖孔を緊密に閉鎖し, 根管と口腔ならびに根尖歯周組織との交通を遮断することにより, 根管経由の化学的, 細菌学的刺激を絶って, 根を歯周組織に対して無害なものとすることである. 上記の目的を満足しようとするあまり, 時に根管充填剤(材)を根尖孔外に溢出させてしまうことがある. Ingle(1956)は, 根管治療の失敗のなかで, 不完全な根管充填に原因していると考えられるものが, 全体の約60%におよぶと述べている. その理由として, 過剰根管充填例では根管充填剤(材)が機械的, 化学的刺激源に, 逆に不足根管充填の場合は, 根尖部死腔内の貯留浸出液が, 格好の生化学的, 細菌学的刺激源になると言われているからである. 現在使用されている根管充填剤(材)には, 糊剤, ポイント, セメント類などがある. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : | 過剰根管充填, 非吸収性, 根尖病変 |