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アブストラクト(22巻1号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 唇顎口蓋裂患者の永久保定装置補強バーが口蓋粘膜におよぼす影響に関する実験的研究 |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨 |
Authors : | 鎌田政善 |
Authors(kana) : | かまたまたよし |
Organization : | 東北歯科大学歯科補綴学第1講座 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 22 |
Number : | 1 |
Page : | 250-251 |
Year/Month : | 1987 / 6 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「論文内容の要旨」唇顎口蓋裂患者の永久保定装置の固定加強に用いる補強バーが口蓋粘膜組織に対してどのような影響を与えるかを把握し, 最も適切な材質を選定することを目的として行った実験的研究である. 実験用補強バーの材質には, 金銀パラジウム合金, 白金加金合金および陶材焼付用金合金に陶材を焼き付けたものの3種類を用い, 被験者の口腔内同一部位に実験用補強バーを一定期間装着し, 撤去後のバー粘膜面の汚れおよびバー直下口蓋粘膜に現われた反応を肉眼的に, さらにバーの影響による口蓋粘膜の微細な変化を剥離細胞診ならびに口腔生体顕微鏡によって観察し, つぎのような結果を得た. 1. 材質の如何を問わず実験用補強バー粘膜面には歯垢の付着がみられ, とくに口蓋粘膜中央部に相当する面には歯垢の量が多いことが認められた. しかし, バー粘膜面全体における歯垢の付着状態からみると, 自浄性が期待できない条件下でも艶焼きされた陶材面は, 白金加金合金および金銀パラジウム合金の金属類を用いた面に較べて, 歯垢の量が少ないことがわかった. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |