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アブストラクト(22巻1号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 口腔粘液嚢胞の形成に関する実験的研究 |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨 |
Authors : | 荒記春雄 |
Authors(kana) : | あらきはるお |
Organization : | 神奈川歯科大学口腔外科学教室 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 22 |
Number : | 1 |
Page : | 254-255 |
Year/Month : | 1987 / 6 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「論文内容の要旨」これまでいくつかの粘液嚢胞形成実験が行われてきたが, 本嚢胞好発部位である口腔粘膜下に, 臨床病態に類似するものを作り出したという報告はない. また組織学的にもその形成過程を連続切片にて詳細に観察したものはなく, その形成過程の組織変化にはいまだ不明の点も認められる. そこで著者は, 本嚢胞の成り立ちを究明するため, ラット口底部粘膜下の小舌下腺導管上部を, 実体顕微鏡下にて切断し, これを56日間, 経時的な肉眼的, 組織学的観察を行った. 「1. 肉眼的所見」1)実験側の舌下粘膜に5日目頃より, 透明感のある膨隆が形成され, 以後, 時間の経過とともに増大し, 28日目頃には舌を挙上するまでとなり, 波動, 色調など, ヒトのラヌーラと酷似した所見を呈した. 2)実験14日目の膨隆に対しメスによる切開を加えたところ, 強粘稠性の黄色透明な液体が排出し, いったん膨隆は消失したが, 再発した. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |