アブストラクト(22巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : Crystal bondingに関する研究- CaSO2・2H4O結晶とエナメル質アパタイトのepitaxyの可能性について -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 楳本貢三
Authors(kana) : うめもとこうぞう
Organization : 神奈川歯科大学歯科理工学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 22
Number : 1
Page : 255-257
Year/Month : 1987 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」現在, 歯質とレジンとの接着にはリン酸エッチング法が広く用いられている. しかしこれによるエッチング自体はエナメル質表層に対する為害作用であるとする説もある. このため溶解深さおよび内部侵蝕の程度の小さい有機酸についての検討も行われているがエッチング効果が小さすぎるため適当でないとされている. 近年, これらの酸エッチング法の概念と全く異なるクリスタルボンディングなる考えが提唱された. この方法は有機酸を使用することによりエナメル質の脱灰量を少なくし, さらにこの面よりの結晶成長を促し, これら結晶とレジンとの嵌合によって接着強さの増大を期待するものである. しかし生成する石こう結晶とエナメル質との結合のメカニズムについては, 十分な考察が加えられていない. また生成する結晶が不溶性でありかつ機械的強度が大であればリン酸エッチング法に変わる可能性も考えられる.
Practice : 歯科学
Keywords :