アブストラクト(22巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 臼歯用コンポジットレジンの組成と破壊靱性- とくにAE法による検討 -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 花岡孝治
Authors(kana) : はなおかこうじ
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 22
Number : 3
Page : 549-550
Year/Month : 1987 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」近年, 臼歯部実質欠損に対する成形修復法としてコンポジットレジンの応用が急速に普及しつつある. しかしながら, 臼歯部用修復材として重要な所要性質の1つとされている機械的特性とくに, 縁端強さや耐摩耗性については改善されるべき点が多く残されている. そこで, フィラーの形状, 粒度, 分布状態が異なる市販7種コンポジットレジン(C1, C2, H1, H2, H3, S, M)を供し, 材料自体が保有する破壊抵抗性を評価するために, IM法(Evansの計算式)およびCFS法を応用した破壊靱性値(Kc)の測定を行った. また, 巨視的破壊以前に材料内部で生じる微視的, かつ動的な構造変化について詳細な情報を得る目的をもって, 非破壊検査法の1つであるAE法により, 圧縮試験ならびに予亀裂を導入した3点曲げ試験時のAE特性を累積事象数, 実効値電圧の2つのパラメーターにより検討するとともに, 破壊の履歴を表す3点曲げ試験後の破面のSEMによる観察を行い, 各材料の変形挙動および破壊様式の相違を多角的に検索した結果, 以下に示すような結論を得た.
Practice : 歯科学
Keywords :