アブストラクト(22巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : インパクト・ハンマー測定法による健全歯の動揺度について
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 青木宏和
Authors(kana) : あおきひろかず
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 22
Number : 3
Page : 560-561
Year/Month : 1987 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」歯の動揺度の診査は歯科臨床において, 重要な診査である. しかし実際の臨床における診査は, 視診, 触診, 打診, X線診ならびにMillerの測定法によって手指あるいはピンセットにて歯を動かして行われ, 術者の臨床経験などの個人差によって左右される不確定な要素がある. 近年の歯の動揺度測定はME機器の発達とともに, 歯の動揺のみならず歯周組織の力学的性状をも把握しようとする種々な測定法が研究されている. しかし測定法はいずれも操作が繁雑であったり, 測定装置が複雑で一般臨床で応用できるものは少なく, 研究用装置の域を脱してはいないものが多い. 当教室ではより一般的で簡便な動揺度測定装置の開発を音響振動学的な解析から試みてきた. その結果, インパクトハンマーにマイクロフォンを装着し, 歯の打診音を採取しその打診音の最初の1波長の長さで歯の動揺度が判明することがわかった.
Practice : 歯科学
Keywords :