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アブストラクト(23巻1号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 血管鋳型法による上顎静脈系の観察 |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨 |
Authors : | 池内孝芳 |
Authors(kana) : | いけうちたかよし |
Organization : | |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 23 |
Number : | 1 |
Page : | 129-130 |
Year/Month : | 1988 / 6 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「論文内容の要旨」ヒトの口腔周囲の脈管系に関する報告では, 動脈系は比較的詳細に観察されているが, 静脈系, 特に末梢静脈(小静脈, 細静脈)の立体構築は, ほとんど検索されていない. しかし静脈の立体構築は, 組織や臓器の生理的機能や病態の理解に深い関わりをもっている. 今回, 精度の高い, 応用範囲の広い血管鋳型法を用い, 静脈系, 特に末梢血管の三次元的構築について詳細に観察した. 材料として臨床的にも深く関わり, 不明な部分も多いヒトの上顎を用いた. また, この方法によると細静脈の鋳型表面に印記される静脈弁の, 弁葉に相当する切痕の形態から血管構築の中で, 血流方向を立体的に確認できると同時に, 印記される管壁内皮細胞の核の形態により, 動脈と静脈の区別も容易となる. 上顎の脈管系では, 動脈と静脈の走行は一致せず, 必しも分布した動脈に対応する静脈に血液が集められるとは限らないことが明らかとなった. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |