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アブストラクト(23巻1号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 分子複合材を用いる歯科用レジンに関する研究 - ラダー構造を有するシロキサンポリマーの分子複合によるPMMAレジンの強化 - |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨 |
Authors : | 倉田茂昭 |
Authors(kana) : | くらたしげあき |
Organization : | 神奈川歯科大学化学教室 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 23 |
Number : | 1 |
Page : | 137-139 |
Year/Month : | 1988 / 6 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「論文内容の要旨」現在, 義歯床用レジン材料として, 加熱および常温重合型のポリメチルメタクリレート(PMMA), 射出成形型のポリサルフォンおよびポリカーボネートなどが使われている. レジン材料は, 義歯製作が容易なだけでなく, リベース, リライニングなどにより顎の経時的変化に対応でき, しかも審美性や経済性に優れている. なかでもPMMA系レジンは廉価で, 特殊な成形機を必要とせず, 操作性にも優れていることから今日でも主流をなしている.しかし, 他のレジンと同様その機械的性質は必ずしも十分なものではない. そこで本研究では, より優れた義歯床用レジン材料を得ることを目的とし, 新しいレジンの強化法である分子複合材について検討した. すなわちコア材として分子自体が剛性で, マトリックスレジンと相溶性のある無機高分子を, 分子あるいは分子状に近い状態で均一に分散し, 得られる複合材である. このような複合材はフィラーとレジンの界面制御の必要もなく, 圧縮や曲げ強さなどの機械的性質に優れ操作性も従来に比べ一段と容易になる. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |