アブストラクト(23巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 根面齲蝕の予防に関する研究 - フッ化物・ランタン二段処理法によるセメント質の耐酸性について -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 篠原瑞男
Authors(kana) : しのはらみずお
Organization : 神奈川歯科大学保存学教室第I講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 23
Number : 1
Page : 144-145
Year/Month : 1988 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」根面齲蝕は主に高齢者に多く認められ, 高齢化社会を迎えつつある我が国の現状を鑑みると, 根面齲蝕の予防あるいはその進行停止を図ることは急務と考えられる. 従来より齲蝕予防処置として種々なフッ化物の適応が広く歯科領域で行われてきているが, 近年, 藤原らおよび根岸らにより酸性フッ素リン酸溶液(APF)と塩化ランタンによる二段処理法(F-La処理)が開発され, 合成アパタイトおよびエナメル質の耐酸性が著名に向上することが報告された. 著者はこのF-La処理法に着目し, 本法を根部セメント質に適応し, セメント質の耐酸性向上を図る目的で以下の実験を行った. 実験には歯根膜その他の軟組織を除去しセメント質を露出させたウシ抜去下顎前歯24本の歯頸部直下より切り出した厚径5mmの歯根を3分割した試片を用いた. 試片の両端をネイルバーニッシュで被覆し, 幅約1.5mmの試面を得た.
Practice : 歯科学
Keywords :