アブストラクト(23巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : ホルムクレゾールの髄室貼薬法に関する研究
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 松木秀治
Authors(kana) : まつきしゅうじ
Organization : 神奈川歯科大学保存学教室第III講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 23
Number : 1
Page : 150-151
Year/Month : 1988 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」感染根管治療において, 根管内はもちろん, 象牙細管, 側枝および分岐根管内に潜在する細菌を撲滅し, 根尖歯周組織の再感染を防止することを目的とした根管消毒は重要な意義を有する. 根管消毒法としては, 根管に薬剤を貼付する方法が一般にとられている. しかし, この貼薬法では, 根尖歯周組織に対する貼薬綿栓やペーパーポイントの根尖孔逸出による機械的刺激, および薬剤による組織腐食作用が懸念される. そこで, 強力な殺菌作用と, すぐれた象牙質浸透性を持つ気化性根管消毒剤を髄室にのみ貼付して根管消毒を図り, 根尖歯周組織に対する為害作用を軽減しようとする方法が考えられる. 本研究においては, 現在広く一般に使用され, 強力な殺菌作用と, 組織浸透性が高く評価されているホルモクレゾールを用い, 根尖部歯周組織を傷害せずに適正な殺菌効果が得られるような髄室貼薬法について, 細菌学的, 病理組織学的基礎実験を行い, それらの結果をふまえた臨床的検索を試みた.
Practice : 歯科学
Keywords :