アブストラクト(23巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : ラット咬筋における構成蛋白の生後発育変化
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 不島健持
Authors(kana) : ふしまけんじ
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 23
Number : 3
Page : 434-435
Year/Month : 1988 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」現代人の食生活においては急激な軟食化が進行しており, そのことによる咀嚼筋機能の低下が顎顔面頭蓋の成長発育あるいは不正咬合の発現と密接に関っていることが示唆されている. このような咀嚼筋がどのように成長発育するのかを調べるため, 生後発育過程におけるラット咬筋の筋原線維蛋白構成の変化を, SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS-PAGE)および二次元電気泳動を用いて検討した. 親ラット咬筋と新生児ラット咬筋から得られた粗筋原線維蛋白をSDS-PAGEにより比較すると, 30~43Kdの領域および14.4~20Kdの領域に泳動される蛋白の構成に明らかな差異が認められ, 二次元電気泳動では酸性および塩基性領域における蛋白スポット構成の違いとして示された. 成熟した骨格筋の筋原線維蛋白には速筋型や遅筋型など筋線維型特有の蛋白分子種が存在するが, 骨格筋の発生段階ではこれらの蛋白分子種に著しい変換の起こることが報告されている.
Practice : 歯科学
Keywords :