アブストラクト(24巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : ヒト歯根膜繊維芽細胞の生化学的研究 - 機械的外力による細胞の応答性について -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 岸秀晃
Authors(kana) : きしひであき
Organization : 神奈川歯科大学口腔生化学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 24
Number : 1
Page : 239-241
Year/Month : 1989 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」歯周組織は常に咬合力を受け, 特に歯根膜は歯と歯槽骨と連結する強靱な結合組織である. 咬合力の変化および矯正力によって歯周組織の組織改造が起こり, そのメカニズムを明らかにすることは大変意義のあることである. そこで機械的外力が細胞に対してどの様な応答をするかを検索した. そこで, ストレスを加えたヒト歯根膜線維芽細胞(HPLF)のconditioned mediumを用いて, HPLF, ヒト歯槽骨由来骨芽細胞(HABC), ヒト歯肉線維芽細胞(HGF)およびラット骨肉腫由来骨芽細胞(UMR 106)へいかなる変化を惹起するかを分化指標としてのアルカリフォスファターゼ(ALPase), 細胞増殖の指標として3H-thymidineの取り込み, さらに細胞の伸展性について検討した. 矯正治療で抜去した第1小臼歯より歯根膜および歯槽骨を得, 特に歯槽骨はコラゲナーゼ処理後, explant用のfragmentとした. explant tissueよりmigrateした細胞を継代培養し, HPLF, HGFおよびHABCを得た.
Practice : 歯科学
Keywords :