アブストラクト(24巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 顎関節腔造影X線検査による関節雑音に関する研究 - 関節円板形態と関節雑音の種類と発生時期の関係 -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 和嶋浩一
Authors(kana) : わじまこういち
Organization : 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科
Journal : 神奈川歯学
Volume : 24
Number : 1
Page : 253-254
Year/Month : 1989 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」顎関節腔造影X線検査法の発達により関節円板の位置および動態の異常を特徴とする顎関節内障が多いことが判ってきた. さらに顎関節内障では円板の位置, 動態の異常のみならず形態が変化しているとの報告もあり, 顎関節内障の診断, 治療方針の決定に当たっては円板形態についても検討する必要があると考えられる. 復位を伴う関節円板の前方転位では症例により関節雑音の種類や発生時期が異なり複雑な病態を示している. この原因には, 関節円板の形態の影響が考えられる. しかし, 円板形態の詳細な報告は少なく, 関節雑音との関連に関する研究もほとんどみられない. そこで, 著者は復位を伴う関節円板の前方転位の53症例・60関節について顎関節腔造影X線検査を施行し, 関節円板の位置および形態を観察した. そして, 関節円板の形態と関節雑音の種類および発生時期との関連について検討し, 以下の結論をえた.
Practice : 歯科学
Keywords :