アブストラクト(24巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 根尖病変成立におけるマクロファージの役割に関する研究 - 感染根管分離細菌の刺激に対するマクロファージの反応 -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 冨永尚宏
Authors(kana) : とみながなおひろ
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科歯科保存学第2講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 24
Number : 3
Page : 549-550
Year/Month : 1989 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」根尖病変の成立におけるマクロファージの役割に関して検討する目的で感染根管から高頻度に分離されたB.buccae の菌体破砕上清で刺激した場合のマクロファージの遊走能とプロスタグランディンE2(PGE2)およびコラゲナーゼ産生性について検討した. また, マクロファージの産生するサイトカインの歯根膜細胞(HPLF), 歯髄細胞(HPF)および歯肉線維芽細胞(Ginl)に与える影響を検討する目的で菌体破砕上清で刺激したマクロファージの培養上清を細胞培養液に添加し, 48時間培養後のPGE2とコラゲナーゼ産生量およびアルカリフォスファターゼ活性について検討し, 以下の結論を得た. 1. ヒト末梢血単球はB.buccae破砕上清による直接的遊走刺激によりSalmonella typhimurium由来LPSで活性化した補体に対するよりもやや弱いながら強い遊走能を示した. なお, 補体活性化を介した間接的作用においてはFMLP10-8M刺激と同程度の強い遊走作用を示した.
Practice : 歯科学
Keywords :