アブストラクト(25巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : ヒト歯根膜線維芽細胞の生化学的研究 -1,25 (OH)2 D3依存性アルカリフォスファターゼについて-
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 青木章子
Authors(kana) : あおきふみこ
Organization : 神奈川歯科大学口腔生化学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 25
Number : 1
Page : 130-132
Year/Month : 1990 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 歯周組織は常に咬合力を受け特に歯根膜組織は2つの石灰化組織であるセメント質と歯槽骨の間に分布し, 常時咬合力を受ける強靱な結合組織である. 近年斉藤らによりヒト歯根膜組織片からexplant法によりヒト歯根膜線維芽細胞(Human Periodontal Ligament Fibroblast, HPLF)の培養が可能となり, 骨芽細胞のmarker enzymeであるアルカリフォスファターゼ(ALPase)活性を示すことから, 歯肉及び皮膚由来の線維芽細胞とも明らかに異なり, osteoblastic fibroblastと提唱された. そこで本研究は, HPLFのALPaseがCa2+ regulatory hormoneの1つである1,25 (OH)2 D3により, 細胞増殖と共にいかなる調節を受けているのか, 検索したものである. ヒト歯根膜は10~12歳の矯正治療時に抜去した健全第1小臼歯より採取し, 斉藤らの方法に従い, primary culture及びsubcultureを行い, 5~8代継代のHPLFを実験に用いた.
Practice : 歯科学
Keywords :