アブストラクト(25巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : レーザーホログラフィー干渉法による歯冠補綴物の力学的研究 -実験方法のシステム化を中心として-
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 山村雅章
Authors(kana) : やまむらまさあき
Organization : 神奈川歯科大学歯科補綴学教室第III講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 25
Number : 1
Page : 141-142
Year/Month : 1990 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 歯冠補綴物は, 審美性や組織親和性ばかりでなく, 物理・化学的安定性にもすぐれていなければならない. そして現在では, 印象材, 石膏などの材料や鋳造などの技術面でも著しい進歩があり, 臨床上の初期段階としては, 極めて良好な装着が可能となっている. しかしながら, 長期的にみると依然として破損や脱落, さらには二次的な齲蝕に遭遇する機会も多い. 従って, 歯冠補綴物は支台歯形態, 材料など, 個々の機械的性質のみならず, それらが口腔内にセメント合着された状態での環境変化における動態, すなわち, 金属疲労, 応力集中などを総合的に観察, 評価することが必要であると思われる. そこで著者は, 歯冠補綴物の力学的研究に, 臨床で実際に使用する材料を試料として用いることができ, 試料を破壊することなく変形が観察できる利点を有しているレーザーホログラフィー干渉法の導入を試みた. そして, 1)実験装置の改良, 2)荷重機の固定と試料の固定方法の検討, 3)実時間干渉法応用による縞次数の計測方法や, 4)写真撮影法などの測定方法に改良を加えてきた.
Practice : 歯科学
Keywords :